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【大引け概況】
26日の日経平均株価は8日続伸した。前日比93円53銭高の2万4033円79銭で終え、1月23日以来およそ8カ月ぶりに2万4000円台を回復した。
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朝安後に切り返す展開となり後場に入って日経平均は一段高に買われ、約8カ月ぶりに2万4000円大台を回復した。前日の米国株市場ではNYダウが続落したものの、外国為替市場で1ドル=113円近辺まで円安が進行したことが追い風材料となった。
 
株高が続くなか、商品投資顧問(CTA)などトレンド追随型のヘッジファンドによる先物への買いも相場上昇を促した。先物主導で上げる局面では裁定買い残が積み上がりやすいが、足元では年初と比べて低い水準にとどまり「CTAによる先物の買い余力は大きい」との声が聞かれた。
 
東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら8営業日ぶりに反落した。前日比0.77ポイント安の1821.67で終えた。JPX日経インデックス400も8日ぶりに反落し、終値は8.87ポイント安の1万6124.92だった。
 
東証1部の出来高は14億8930万株、売買代金は2兆9670億円。騰落銘柄数は値上がり1049銘柄、値下がり918銘柄、変わらず64銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、水産・農林業、精密機器などが上昇。海運業、銀行業、その他金融業などが下落。
 
 
個別では、ソフトバンクグループ、ソニーが商いをこなし堅調、村田製作所も上昇した。武田薬品工業も買いを集めた。ファーストリテイリングが高く、資生堂も値を上げた。東海カーボンが上昇、ソースネクス、日本ライフラインなども物色人気にネオスが活況高。田淵電機がストップ高となり、CSPも値幅制限いっぱいに買われた。
 
半面、トヨタ自動車が売りに押され、燃費検査で新たな不正が発覚したスズキも大幅続落。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも冴えない。東京エレクトロン、ファナックが軟調、三菱商事や伊藤忠といった商社株が安い。わらべや日洋ホールディングス、中国塗料が急落、平和も大きく下げた。帝人、セガサミーホールディングスも下落した。
 
 
東証2部指数は前日比35.80ポイント高の7399.80ポイントと反発。
出来高5470万株。値上がり銘柄数は243、値下がり銘柄数は200となった。
 
個別では金下建設、ソルコム、ベネフィット・ワン、プレミアムウォーターホールディングス、アヲハタなど12銘柄が年初来高値を更新。野崎印刷紙業、アルメディオ、アートスパークホールディングス、フリージア・マクロス、パシフィックネットが買われた。
 
一方、南海辰村建設、フュートレック、はごろもフーズ、バナーズ、兼松エンジニアリングなど12銘柄が年初来安値を更新。フォーシーズホールディングス、関門海、アトム、扶桑電通、アウンコンサルティングが売られた。