2万円割れは3営業日ぶり。大発会としては16年以来3年ぶりの下落で、下落幅の大きさも16年(582円安)以来だった。
東証株価指数(TOPIX)は22.93ポイント安の1471.16と、ともに大幅続落だった。
現地3日の米国株式が、アップルの業績下方修正による先行き不透明感から大幅に反落したことで、朝方から売りが先行した。「アップル・ショック」や為替市場での円高なども重なり、午前9時56分には、同773円40銭安の1万9241円37銭の安値を付けた。
後場に入り、日銀の上場投資信託(ETF)買い入れ観測や時間外取引で、米株価指数先物が上昇したこと、中国・上海総合株価指数が反発に転じたことなどから下げ幅を縮小。ただ、積極的に買いを入れる向きは限られたもようで、もみ合い商状が続いた。
市場では「米アップルの業績下方修正により同社関連銘柄の他にも、米中の貿易摩擦激化による業績への影響が警戒され、リスク回避ムードが高まる可能性もある」との見方があった。
JPX日経インデックス400は続落した。終値は前営業日比213.69ポイント安の1万3039.68だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆7718億円と18年の大発会を下回った。売買高は15億5130万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1475、値上がりは598、変わらずは56銘柄だった。