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外国為替市場で円相場が1ドル=112円台前半まで円高・ドル安と進み、それを嫌気した売りが輸出や資源関連、金融などの景気敏感株に広がった。
原油先物相場が時間外取引で下落したため、石油石炭製品や商社など資源関連株も安かった。
一方、食料品や電力ガスなどの内需のディフェンシブセクターに海外投資家などの買いが観測され、全体地合いを支えた。
東証1部の騰落レシオは前日時点で145%台まで上昇、目先過熱感が強まっていたことで、主力株中心に広範囲に売りがかさんだ。
業種別では33業種中4業種が値上がり。1位は食料で、以下、電気・ガス、その他製品と続く。値下がり上位には石油・石炭、海運業、保険業が並んでいる。
JPX日経インデックス400は反落した。終値は前日比80.11ポイント安の1万4063.86だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、8.41ポイント安の1575.82で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆4927億円。売買高は19億6447万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1287、値上がりは630、変わらずは98銘柄だった。
個別では、トヨタ自動車が軟調、住友商や三井物、JXTGの下げも目立った。第一生命ホールディングス、T&Dホールディングスなど生保株も安かった。
一方、ジーンズメイトは一時連日のストップ高に買われたほか、人気ゲームのスマホ化期待で任天堂が買われ年初来高値を付けた。 武田薬品工業は上昇、業績が好調な東エレクも買われた。エムアップは大幅高で13連騰となっている。
東証2部株価指数は前日比1.78ポイント高の5899.38ポイントと小幅に続伸した。値上がり銘柄数は187、値下がり銘柄数は244となった。
個別ではJMACS、マルコがストップ高。スリープログループ、大興電子通信は一時ストップ高と値を飛ばした。ベネフィット・ワン、日本電通など28銘柄は年初来高値を更新した。
一方、電業社機械製作所、朝日印刷、ラオックスは年初来安値を更新した。Jトラスト、アイスタディが売られた。