中国政府の規制強化を嫌気したアップル株の下落が相場を押し下げた。 ただ、週次失業保険申請件数の減少などを背景に景気後退懸念が緩和するとダウ平均は上昇に転じた。 一方、金利の高止まりでナスダック指数は終日軟調に推移した。 日経平均は、9月限先物・オプション取引の特別清算指数算出(メジャーSQ)に絡んだ売買が交錯するなか74.83円安でスタート。 しかし、寄り付き直後から売りが先行し、一時455円程下落。米中対立の悪化が懸念されるなか後場はじわじわと下げ幅を広げ、中盤には32512.80円(478.28円安)まで下落。
ただ、大引けにかけては中国株や時間外取引のナスダック100指数先物が水準を切り上げたことで日経平均も下げ幅を縮めた。
なお、SQ値は32921.39円。
東証株価指数(TOPIX)は続落し、前日比24.36ポイント(1.02%)安の2359.02で終えた。JPXプライム150指数も続落し、前日比10.90ポイント(1.04%)安の1040.95で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆572億円。売買高は16億3807万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1508と、全体の約8割を占めた。値上がりは277、横ばいは49銘柄だった。