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【大引け概況】
25日の日経平均株価は大幅に3日続伸した。大引けは前日比1454円28銭高の1万9546円63銭だった。上げ幅の大きさは26年2カ月ぶりで歴代5位。
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 東証株価指数(TOPIX)も91.52ポイント高の1424.62と上伸した。
 
米経済対策成立への期待感から24日のNYダウが過去最大の上げ幅を記録し、欧州株式も軒並み急騰した流れを受け、リスクオン機運が先行した。中国・上海総合指数や香港ハンセン指数などアジア株高も支えとなり、いったん1万9100円台に乗せた。
 
その後、高値圏でもみ合が続いたが、後場入り後に「米ホワイトハウスは新型コロナウイルスに対する景気対策で民主党と合意」との一部報道を受け、株価指数先物にまとまった買いが入り、一段高。大引け近くには1万9564円38銭(前日比1472円03銭高)まで上げ幅を拡大した。
 
ある市場関係者は「相場が急落した後だけに反発に勢いがある。2万円までは真空地帯に近く、日経平均は駆け上がるだろう」と予想していた。
 
東証1部の出来高は22億8028万株、売買代金は3兆7364億円。騰落銘柄数は値上がり2055銘柄、値下がり93銘柄、変わらず20銘柄。
 
業種別株価指数(全33業種)はすべて上昇した。特に不動産業、鉄鋼、海運業の上昇が目立った。
 
個別銘柄では、トヨタ、日本製鉄が値を飛ばし、住友不、菱地所、商船三井が大幅高。アドバンテス、信越化、任天堂、ソニー、東エレク、ファナック、田、資生堂も買われた。ソフトバンクG、ファーストリテも高い。
 
半面、中外薬、ツムラ、ユニチカ、山パンが軟調。スクエニHD、しまむら、コロワイドもさえない。
 
東証2部株価指数は前日比286.26ポイント高の5412.81ポイントと3日続伸した。
出来高5445万株。値上がり銘柄数は446、値下がり銘柄数は23となった。
 
個別では、ギグワークス、アイケイ、ウェルス・マネジメント、ヴィスコ・テクノロジーズ、ユーピーアールなど6銘柄がストップ高。帝国ホテル、大日本コンサルタントは一時ストップ高と値を飛ばした。北日本紡績は昨年来高値を更新。TBグループ、セキド、ジー・スリーホールディングス、松尾電機、ヨネックスが買われた。
 
一方、西川ゴム工業、櫻護謨、リバーホールディングスが昨年来安値を更新。日建工学、パス、ダイナパック、中北製作所、武蔵野興業が売られた。