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【大引け概況】
21日の日経平均株価は前日比45円71銭高の2万1970円81銭と反発した。
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外国為替市場での円高一服や20日の米国市場でのハイテク株高で、東京市場でも半導体関連株や自動車株といった輸出関連銘柄に買いが優勢になった。
 
手掛かり材料に乏しい中、日経平均株価はやや荒い値動きとなり、高値と安値の差は一時300円近くまで拡大した。堅調に推移した午前の現物取引終了後に株式先物市場で仕掛け的な売買が見られ、午後の取引開始直後に急落する場面があった。
売買が一巡したその後は円安が進んだことから押し目を拾う買いも見られ、その後は持ち直し、大引けにかけて小高い水準で推移した。
 
市場からは「相場はまだ不安定だ。3月のメジャーSQ(特別清算指数)や、年度末を意識したポジション整理売りが終わるまで需給はすっきりしない。突っ込む場面では買いだろうが、戻り売りへの警戒もあり、基本は値固めを待つところだ」との声が聞かれた。
東証1部の出来高は13億8202万株、売買代金は2兆6862億円。騰落銘柄数は値上がり1087銘柄、値下がり897銘柄、変わらず82銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)は、ガラス・土石製品、電気機器、その他製品などが上昇する一方、保険業、証券・商品先物取引業、銀行業などは下落した。
 
JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比22.72ポイント安の1万5558.41だった。TOPIX(東証株価指数)も続落し、0.84ポイント安の1761.61で終えた。
 
個別では、任天堂や東エレク、キーエンスが上昇した。ソニーとホンダ、ブイ・テクノロジーも高かった。ショーワ、ヤマシンフィルタが値を飛ばしたほか、日本カーボンも大幅高。フィックスターズも物色人気となった。
一方、ソフトバンクグループが冴えず、第一生命HDやSOMPO、T&Dなど保険株が軟調だった。大東建と三菱商も下げが目立った。大日本住友製薬が大幅安、フィールズ、西尾レントオールなどの下げも目立つ。ベクトル、enishが値を下げ、新生銀行も安い。
 
東証2部株価指数は前日比4.32ポイント高の7352.74ポイントと5日続伸した。値上がり銘柄数は268、値下がり銘柄数は188となった。
 
個別では、ファーマフーズがストップ高。サイオスは一時ストップ高と値を飛ばした。ブルボン、福留ハム、パシフィックネット、キーウェアソリューションズ、イトーヨーギョーなど10銘柄は昨年来高値を更新。児玉化学工業、石井表記、技研ホールディングス、サイバーステップが買われた。
 
一方、ピクセラ、リミックスポイント、E・Jホールディングス、ロブテックス、黒谷が売られた。