昨年12月20日以来ほぼ3週ぶりの高値となる。
前日の米国株高や1ドル=108円台後半の円安・ドル高を好感し、輸出企業の採算悪化懸念の後退につながり、買いが先行して取引が始まった。
株価指数先物などに買いを誘った。ソフトバンクグループ(SBG)など値がさ主力株の上昇が主導した。
当面の利益を確保する売りで上値が重くなる場面もあったが、午後には再び買いが強まり、日経平均株価の上昇幅が前日比で一時300円を超えた。
一巡後は戻り売りに抑えられ、大引けにかけて伸び悩み商状となった。
市場では「短期売買を得意とする海外の投資ファンドが強気に転じた可能性がある」との見方が出ていた。
JPX日経インデックス400は続伸し終値は前日比43.60ポイント高の1万3454.88。東証株価指数(TOPIX)も続伸し5.90ポイント高の1518.43で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆6752億円。売買高は15億5257万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1304と、全体の6割強を占めた。値下がりは761、変わらずは63だった。
業種別株価指数(全33業種)は輸送用機器、情報・通信業、銀行業などが上昇し、化学、小売業、空運業は下落した。