
朝方はリスク回避ムードが強く、日経平均は一時400円を超える下げに見舞われた。しかし、その後は下げ渋り、取引終盤は買い戻しが利いて下げ幅は220円強にとどまった。
前日の米国株市場ではエヌビディア<NVDA>をはじめ半導体関連株が売られ、東京株式市場でもこの影響を受け同関連株が売られた。半導体に関する米中対立への懸念を背景に前日の米市場で半導体株が下落した流れで、アドテストや東エレクなど半導体関連が安かった。
また、トランプ米大統領が25%の自動車関税の導入を表明したことで、これを警戒して自動車セクターへの売りが顕在化し、市場センチメントを悪化させた。トヨタやマツダなどの自動車株が売られた。
一方、きょうが3月権利付き最終売買日であったことから、駆け込みでの配当権利取り狙いの買いや、配当再投資を見込んだ押し目買いなどが下値を支えたもようだ。取引終盤に急速に下げ渋り、TOPIXは小幅ながらプラス圏に切り返して着地した。
日経平均は下げ渋る場面もあった。きょうは3月期決算企業の期末配当の権利付き最終売買日とあって個人投資家による配当取り狙いの買いが入り、下値が支えられた。セクターでは食品や鉄道バス、商社が上昇。国内金利の上昇基調を受け、保険株や銀行株もしっかりだった。