2018年12月19日以来およそ1カ月ぶりの高水準で取引を終えた。
朝方は、14日の米国株安を受けて売りが先行したが、一巡後は円安・ドル高歩調とともに上げに転じた。
中国・上海株や時間外取引の米株先物の上昇、1ドル=108円台後半の円安・ドル高などプラス材料が重なったことを好感し、午後にかけて買い進まれる銘柄が多かった。株価指数先物が急速に買い戻されたことも日経平均の上昇を強く後押しした。
中国国家発展改革委員会は15日、第1四半期に経済が「良いスタート」を切れるよう目指すと表明したと伝わり、景気支援策への期待感が買い気につながった面もある。その後は、一服商状ながら、大引けにかけて高値圏で推移した。
市場では「海外の短期投資家が買い戻しを急いだ」(国内運用会社)との見方が広がった。東証2部や新興市場の中小型株も値上がりし、「円安など外部環境の好転を受け、個人投資家が買いに動いた」とみられる。
JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前週末比119.66ポイント高の1万3682.72だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、12.99ポイント高の1542.72で終えた。
東証1部の出来高は13億4582万株、売買代金は2兆4613億円。
騰落銘柄数は値上がり1479銘柄、値下がり577銘柄、変わらず72銘柄。