前日の反動もあって利食い優勢の地合いを強いられた。
前日の米国株市場でナスダック総合指数が大幅反落したことやフィラデルフィア半導体株指数が下げたことで、東京株式市場でも半導体関連株などをはじめ広範囲に売り圧力が表面化した。新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念に加え、アジア株安を受けた利益確定売りが優勢だった。
ポンペオ米国務長官が13日、南シナ海における中国の海洋進出に関し声明を出したことで、米中対立が激化するとの警戒感も相場の重荷となった。
新型コロナや米中問題に焦点があたり、足元で資金が集中するグロース(成長)株の上昇速度が鈍化した」との見方があった。
JPX日経インデックス400は反落し、終値は前日比72.12ポイント安の1万4119.85だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、7.87ポイント安の1565.15で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆9778億円。売買高は10億9642万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1263と、全体の6割弱を占めた。値上がりは814、変わらずは94だった。