終値は前日比193円68銭安の2万3098円29銭だった。6日間の下げ幅は1025円に達した。
前日の米国株安を受けて東京市場は大型株を中心に売りが広がったが、前日までの下落で値頃感も出ていたため、売り一巡後は押し目買いが入ったほか、好業績銘柄にも個別に買いが入り、日経平均株価はいったん下げ渋った。
日経平均はその後しばらく前日終値を挟んで上下していたが、大引けにかけて株式先物主導で下げ幅を広げた。
日経平均は結局、6営業日続落となったが、市場では「今のところ、スピード調整の範囲と言えるのではないか」との声も聞かれた。
JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比192.36ポイント安の1万6250.68だった。
東証株価指数(TOPIX)も21.42ポイント安の1836.71と続落した。
月末要因などにより、東証1部の売買代金は3兆6324億円と今年最大で、出来高も18億2073万株と膨らんだ。騰落銘柄数は値上がり388銘柄、値下がり1619銘柄、変わらず56銘柄。
個別では、三菱UFJ、東京海上、オリックスが売られ、野村不HD、ソフトバンクG、花王、鹿島が安く,JFE、住友鉱国際帝石、JXTG、伊藤忠が値を下げ、トヨタ、ファナック、HOYAが続落し、東エレクは下げがきつかった。
半面、アドバンテス、村田製が買われ、キヤノンは大幅反発。任天堂は値を上げた。ファーストリテはしっかりだった。
東証2部株価指数は前日比45.63ポイント安の7565.99ポイントと続落した。
値上がり銘柄数は174、値下がり銘柄数は294となった。
個別では、大和自動車交通、アシードホールディングス、石原ケミカル、カワタ、ヤマシナが売られた。
一方、平和紙業がストップ高。東京自働機械製作所は一時ストップ高と値を飛ばした。森組、SYSKEN、ダイショー、田岡化学工業など23銘柄は昨年来高値を更新。日本抵抗器製作所、セブンシーズホールディングス、日本ケアサプライ、倉庫精練、ニッキが買われた。