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きょうの東京市場は買い優勢のなかスタートしたが、寄り後マイナス圏に沈んだ。後場プラス圏に再浮上する場面もあったが、結局小安く引けた。

外国為替市場での円高・ドル安が嫌気されたことに加え、保険や銀行など時価総額の大きい金融株の下落が目立ち、指数を押し下げた。

26日まで開かれた米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)が無難に通過し、買い戻しが先行する形で日経平均の上げ幅は80円を超える場面があった。

買い一巡後は米長期金利の低下を理由に運用環境の悪化を懸念した売りが金融株中心に膨らみ、指数の重荷となった。日銀の上場投資信託(ETF)買いが見送られたとの思惑も買い手控え要因となった。

 
JPX日経インデックス400は小幅に続伸した。終値は前週末比24.27ポイント(0.17%)高の1万4174.36だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、3.13(0.2%)高の1600.12で終えた。

東証1部の売買代金はで1兆7447億円と6営業日連続で売買の活況の目安となる2兆円を下回った。売買高は13億4492万株だった。

東証1部の値下がり銘柄数は713、値上がりは1184、変わらずは126銘柄だった。
 
個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも売り物に押された。T&Dと第一生命HDが下落した。SUBARUとトヨタなど自動車株が冴えず、三菱重とNTTドコモは年初来安値を更新した。

一方、住友鉱や三菱ケミHDは年初来高値を更新した。OLC、東レと塩野義も高かった。
任天堂が活況高、KLabも高い。コマツ、住友金属鉱山なども買いが優勢だった。
ヤマシンフィルタが値を飛ばしたほか、エイチ・アイ・エス、エフテックなども大きく買われた。


東証2部株価指数は前週末比30.88ポイント高の6616.59ポイントと5日続伸。値上がり銘柄数は291、値下がり銘柄数は157となった。

個別では富士通コンポーネント、三社電機製作所、杉村倉庫がストップ高。アジア航測は一時ストップ高と値を飛ばした。スリープログループ、まんだらけ、コーセーアールイーなど31銘柄は年初来高値を更新。
ぷらっとホーム、図研エルミック、青山財産ネットワークス、安川情報システム、ピーエイが買われた。

一方、日本抵抗器製作所が年初来安値を更新。東邦金属、ツインバード工業、ファステップス、CKサンエツ、ウェルス・マネジメントが売られた。