4日のNYダウは景気対策への期待もあり上昇したものの、東京株式市場は前日までの2日間で日経平均が800円強上昇していたこともあり、利益確定売りが優勢な展開だった。
国内の主要企業の4〜6月期の決算発表を前に、買い手控えムードも強かった。
下げ幅は一時200円を超えた。為替相場は1ドル=105円半ばへ円高が進行したことも警戒された。
ただ、日銀のETF買いに対する期待もあり、後場に入り下げ渋る展開となった。香港やシンガポールなどアジア市場が底堅い動きとなったことも安心感を誘った。
ソフトバンクグループ(SBG)が一時5%近く下落したことも日経平均を押し下げた。4日に4〜6月期決算を発表したソニーが朝高後、下落に転じ、投資家心理を冷やした。前場の東証株価指数(TOPIX)の下落を受けて、日銀の株価指数連動型上場投資信託(ETF)買いが入るとの思惑が下値を支えた。
JPX日経インデックス400は小幅に3日続伸。終値は前日比4.38ポイント高の1万4019.07だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、0.55ポイント安の1554.71で終えた。。
東証1部の売買代金は概算で2兆1780億円。売買高は12億480万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1090、値上がりは981、変わらずは102銘柄だった。