前日の欧州株高や複数の小売企業決算が好感され、NY株式の主要3指数は揃って反発。この流れから、本日の日経平均は買い先行でのスタートとなり、直後に上げ幅は一時100円を超えた。
その後は、香港のハンセン指数が下落したことで、利益確定の売りに押され上値が重く、後場に入っては小幅安で推移する時間もみられた。
その後は、23日のパウエル連邦準備理事会(FRB)議長講演などの海外イベントを見極めたいとのムードが根強く、外国為替市場で円高・ドル安となったことや前場中ごろから開始されたアジア株式市場もまちまちとなるなか利益確定の動きから日経平均は後場にかけてマイナスに転じる場面もあった。
大引けにかけては、やや買いが優勢となり上昇に転じた。
市場では「中国・上海総合指数が反落に転じたことから、後場に入り売りが優勢となったようだ。きのう21日の7月訪日外客数が好調だったことを受け、きょうは化粧品株が物色されたが、手掛かり材料難のなか、日替わりメニューの動きが続きそうだ」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400は反発し、終値は前日比12.64ポイント高の1万3366.63だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、0.55ポイント高の1498.06で終えた。
東証1部の売買代金はこの日も2兆円を大きく下回った。売買代金は概算で1兆7275億円、売買高は9億7435万株だった。値上がり銘柄数は841。値下がり1170、変わらず138だった。