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【大引け概況】
28日の日経平均株価は4日続伸し、前日比224円62銭高の2万2177円02銭で終えた。
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2万2000円台回復は12日以来、約半月ぶり。
 
米中首脳会談が12月1日に開催される見通しになり、米中の貿易交渉を巡るなんらかの合意が生まれるとの期待から海外投資家が株価指数先物に買いを入れた。ファストリ1銘柄で日経平均を70円あまり押し上げるなど、値がさ株の上昇が目立った。日経平均の4日続伸は9月13〜26日(8日続伸)以来、約2カ月ぶり。
 
日経平均寄与度の高い値がさ株への買いが目立つ一方、時価総額の大きいメガバンクやトヨタなどTOPIXに反映されやすい銘柄が冴えない動きで、やや日経平均偏重型の上昇となった。売買代金は引き続き増勢にある。
 
今週と来週は3、9月期決算企業の配当支払いが集中する。配当の一部を再投資に回す動きが指数を押し上げた面もあった。一方、トヨタや三菱UFJなど東証株価指数(TOPIX)の構成比が高い銘柄は下落した。
 
JPX日経インデックス400は4日続伸した。終値は前日比88.71ポイント高の1万4627.46だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続伸し、9.50ポイント高の1653.66で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆5511億円、売買高は13億8834万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1416、値下がりは612、変わらずは85銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)では、サービス業、医薬品、機械の上昇が目立った一方、空運業、輸送用機器、保険業などが下落した。
 
個別では、ファーストリテイリングが高く、任天堂も上昇。ファナック、ソフトバンクグループ、ソニー、村田製作所が高く、花王も物色人気を集めた。武田薬品工業も買い優勢。大日本住友製薬がストップ高に買われ、インターネットイニシアティブも急伸。ダブル・スコープ、オプトランなども大きく上値を伸ばした。
 
半面、ユニー・ファミリーマートホールディングスが後場急反落、トヨタ自動車、塩野義製薬が軟調、三井物産など総合商社株も冴えない。ティアが急落、シップヘルスケアホールディングス、VTホールディングス、LIXILグループなども大きく値を下げた。長谷川香料、オリンパスも安い。
 
 
東証2部株価指数は前日比35.67ポイント高の7181.17ポイントと続伸した。
出来高9218万株。値上がり銘柄数は237、値下がり銘柄数は193となった。
 
個別では、ダイヤモンドエレクトリックホールディングスがストップ高。JFEシステムズ、キクカワエンタープライズ、パルステック工業、ジョリーパスタなど5銘柄は年初来高値を更新。岡本工作機械製作所、アイケイ、TBグループ、ビットワングループ、コーア商事ホールディングスが買われた。
 
一方、あじかん、バイク王&カンパニー、FRACTALE、川口化学工業、JFEコンテイナーなど10銘柄が年初来安値を更新。櫻島埠頭、トーヨーアサノ、杉村倉庫、三精テクノロジーズ、ビート・ホールディングス・リミテッドが売られた。