前日に500円近く下落したため、好業績銘柄を中心に押し目買いが優勢だった。
一巡後は上値が重くなり、前場終盤には下げに転じた。
日本時間午前11時に中国10月経済指標の発表が相次ぎ、なかで小売売上高が市場予想を下回り、伸び率が鈍化したことで指数安につながったとの見方もあった。
後場は、上海指数が前場取引終了(日本時間午後零時30分)に向けて下げ渋った流れを受け、再びプラス圏入りしたが、その後再度マイナス圏に押し戻される場面もあり、方向感の定まらない展開となった
JPX日経インデックス400は反発し、終値は前日比27.68ポイント高の1万4537.90だった。東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反発し、2.81ポイント高の1641.26で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆4905億円、売買高は14億3201万株でいずれも前日を下回った。東証1部の値上がり銘柄数は756、値下がりは1292、変わらずは63銘柄だった。
業種別株価指数(33業種)は、電気・ガス業、空運業、金属製品の上昇が目立った。下落は石油・石炭製品、鉱業、サービス業など。