1日に日銀が発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)の結果から、好材料を改めて見直す雰囲気も広がり、日経平均は一時、上げ幅を100円超に拡大した。
その後の上値は重かった。6月の米雇用統計の結果発表を日本時間今晩に控えて模様眺めの投資家が多く、積極的に買い進む動きが続かない中で利益確定の売りが上値を抑えた。午後に入ってからは目立った動きはほとんど出なかった。
国内では新型コロナウイルスのワクチン接種が進む一方、新規感染者数が増加傾向にある。景気回復が遅れるとの懸念は引き続き相場全体の重荷で、朝方には小幅に下げる場面もあった。
JPX日経インデックス400は4日ぶりに反発。東証株価指数(TOPIX)も4日ぶりに反発し、17.10ポイント高の1956.31で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆733億円、売買高は9億455万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1773と約8割を占めた。値下がりは346、変わらずは73だった。