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年初から大幅な上昇が続いてきたことによる過熱感や取引時間中の中国・上海株市場が軟調に推移したことなども市場のセンチメントを冷やした。一方、外国為替市場で一時１ドル＝148円台まで円安が進んだことは輸出セクターなどに追い風となった。

市場では「きのうの日経平均株価の日中値幅が大きかっただけに、しばらくは落ち着きどころを探る展開となりそう」との声が聞かれた。

東証プライム市場の売買高は14億6267万株、売買代金は3兆9982億円だった。

東証株価指数（TOPIX）は3日続落した。終値は4.29ポイント（0.17%）安の2492.09だった。JPXプライム150指数も3日続落し、4.98ポイント（0.44%）安の1117.25で終えた。

騰落銘柄数は値上がりが863銘柄、値下がりは729銘柄、変わらずは65銘柄だった。

セクターでは、陸運業、保険業、電気・ガス業、化学、医薬品などが下落した一方、輸送用機器、ゴム製品、その他製品、ガラス・土石製品、倉庫・運輸関連業などが上昇した。

個別では、11月機械受注が2年7カ月ぶりの低水準となったことでファナックが弱かったほか、円安ドル高がネガティブ視されてニトリHDも売られた。このほか、三井物や伊藤忠が売られた。レゾナックHD、資生堂、花王も売り優勢となった。日経平均以外の銘柄では、足元急騰していたさくらインターが、買い一巡後はストップ安となるなど乱高下となった。

一方、トヨタ自、マツダ、ホンダなど自動車株が総じて強かったほか、一部証券会社のアナリストレポートを受けてアドバンテストも買われた。このほか、任天堂、デンソーが上昇。ブリヂストンは買われた。日経平均以外の銘柄では、上半期の好決算を材料に日本コンクリートが急騰した。