日経平均は続落して始まった後、急速に切り返し、上げ幅を前日比400円超に広げる場面もあった。「トランプ米大統領が対中貿易をめぐり前向きな発言をした」、「国内の年金が買いを入れたようだ」などさまざまな声が上がり、力強い上昇となった。
「月末を控え、国内年金が株式の組み入れ比率を維持するために買いを入れている」との声もあった。
地合いの底堅さを象徴したのが、29日に2019年3月期の連結純利益予想を下方修正したファナック。下落して始まった後に上げ幅を広げ、「あく抜けを感じさせる値動き」となった。
東証1部の売買代金は4兆406億円と5月31日以来5カ月ぶりに4兆円を回復、出来高は22億790万株。騰落銘柄数は値上がり1840銘柄、値下がり239銘柄、変わらず31銘柄。