東証株価指数(TOPIX)も大幅続伸し前日比31.88ポイント高の2015.45と、1991年4月17日以来、約30年4カ月ぶりの高値で終えた。
堅調な値動きとなるなか、東京株式市場も買い先行でスタート。
朝方は前日に公表された米雇用関連指標が改善したことや原油先物相場の上昇などを追い風に、鉄鋼や機械、不動産、石油など景気敏感株が買われた。
午前の取引終了後に菅義偉首相が自民党総裁選への出馬を見送る意向だと伝わると、日経平均は先物主導で値がさの大型株を中心に上げ幅を急拡大した。新たな総裁候補によって大胆な経済対策が打ち出される期待が広がった。
市場では「人心一新となり、自公政権にとっては衆院選の追い風となると踏んだ短期筋が飛びついた」との声もあった。
JPX日経インデックス400は大幅に続伸し、終値は前日比300.26ポイント(1.68%)高の1万8223.06だった。
東証1部の売買代金は概算で3兆2808億円と、7月9日以来約2カ月ぶりの高水準だった。売買高は12億4310万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1768と、全体の約8割を占めた。値下がりは343、変わらずは77銘柄だった。