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【大引け概況】
日経平均株価は、16日続伸し、前日比108円52銭高の2万1805円17銭で終えた。
前日に記録した過去最長の連続上昇記録をさらに更新した。終値は1996年7月11日以来およそ21年3カ月ぶりの高値となった。
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前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数など主要指数が反落し、外国為替市場でも1ドル=113円台前半の推移と円安が一服したことで、きょうの日経平均は反落濃厚とみられていたが、安倍晋三政権の安定や日本企業の業績拡大を期待する雰囲気が強く、海外機関投資家や国内機関投資家を中心に押し目買い意欲は旺盛で、売り圧力を完全に吸収した。

大引けにかけては個人投資家も買いに動いたとみられ、日経平均はこの日の高値で引けた。
前日に記録した過去最長の連続上昇記録をさらに更新した。

JPX日経インデックス400は12日続伸となった。終値は前日比94.92ポイント高い1万5566.19だった。
東証株価指数(TOPIX)も12日続伸し11.67ポイント高い1756.92で終えた。
ともにこの日の高値で終え、年初来高値を連日で更新した。

東証1部の売買代金は概算で2兆5393億円。売買高は15億7156万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1510、値下がりは440、変わらずは82だった。
 
個別では、ソースネクストが50言語以上対応の翻訳機発売と報じられストップ高となった。オープンドアも一時ストップ高。三菱UFJフィナンシャル・グループ、ソフトバンクグループも堅調に推移した。住友商事、伊藤忠など商社株関連が買われ、新日鉄住金や住友電が上げた。

半面、安川電機は23日発表した2017年9月中間連結決算上方修正も予想に届かず終日安く推移した。10月の国内販売低迷と伝えられた日産自動車が売られ、野村や大和も下げた。コーセー、シュッピン、さくらインターネット、ヤマダ電機が売られた。

東証2部株価指数は前日比12.72ポイント高の6889.01ポイントと続伸した。
値上がり銘柄数は279、値下がり銘柄数は177となった。

個別では、DNAチップ研究所、ピーエイ、サンユウが一時ストップ高と値を飛ばした。東芝とベネ・ワンが買われた。
半面、シャープと朝日インテク、リミックスポイント、カワタが下げた。