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【大引け概況】
25日の日経平均株価は3営業日ぶりに小幅に反落し、前日比7円30銭安の2万7724円80銭で終えた。
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朝方は強気優勢の地合いで日経平均は続伸歩調にあった。前日の米国株市場で主要3指数が揃って上昇し、ナスダック総合指数とS&P500指数は過去最高値を更新しており、東京株式市場もこの流れを引き継ぐ形となった。
 
しかし、日経平均は前日までの2営業日で700円以上の上昇をみせていたこともあり、その後は目先筋の利益確定の動きが表面化する形に。2万7000円台後半では売り圧力が強まり、急速に値を消す展開を強いられた。新型コロナウイルスの感染拡大が警戒されている以外は、明確なマイナス材料は見当たらないものの、国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が高水準で推移していることも引き続き重荷となった。
 
市場では「25日移動平均(2万7650円近辺)を上回る水準で戻り待ちの売りが出やすい」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は小幅に3日続伸。終値は前日比3.01ポイント高の1万7429.23だった。東証株価指数(TOPIX)も小幅に3日続伸し、1.46ポイント高の1935.66で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆1187億円。売買高は9億1254万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1061、値上がりは1010、変わらずは119だった。
 
セクター別では小売業、パルプ・紙、化学などが下落率上位に並んだ一方、鉄鋼、輸送用機器、鉱業などが上昇率上位となった

個別では、売買代金トップのソフトバンクグループは後場急速に伸び悩んだが小幅プラス圏で着地。郵船、トヨタ自動車が高く、塩野義製薬も値を飛ばした。ジェイ エフ イー ホールディングスが物色人気となり、ベイカレント・コンサルティングも大幅高。クロスキャットが値上がり率トップに買われ、大真空も高い。エアトリも大きく上値を伸ばした。低位では日本通信、レオパレス21が買われた。
 
半面、東京エレクトロンやアドテストなど値がさの半導体関連も安い。ファストリ、ニトリホールディングスも下落、エムスリーも安い。コロワイドが値下がり率トップに売り込まれ、ジェイリースも急落。グローブライド、名村造船所が大幅安となったほか、テンアライドも値を下げた。
 
 
東証2部株価指数は前日比22.21ポイント高の7541.95ポイントと3日続伸した。
値上がり銘柄数は234、値下がり銘柄数は157となった。
 
個別では、大丸エナウィンがストップ高。バイク王&カンパニー、北日本紡績、西川ゴム工業、安楽亭、東海リースなど6銘柄は年初来高値を更新。宮入バルブ製作所、土屋ホールディングス、SIG、コメ兵ホールディングス、AIメカテックが買われた。
 
一方、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、木村工機、ピクセラ、DNホールディングス、日住サービスなど6銘柄が年初来安値を更新。玉井商船、兵機海運、アクロディア、FRACTALE、栗林商船が売られた。