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【大引け概況】
22日の日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、前週末比138円11銭高の3万0156円03銭で終えた。
 
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きょうの東京市場は買い優勢のなかもやや気迷いムード。前週末の米国株市場で主要株指数の上値が重い展開だったことで手掛かり材料に乏しかったが、朝方は買い意欲旺盛のなか日経平均は上値追い基調を強めた。上げ幅は一時400円を超える場面もあった。
米追加経済対策や新型コロナワクチンの普及が進むなか、景気回復への期待が引き続き海外投資家を中心とする買いを誘っている。半導体関連が大きく買われ全体指数押し上げに寄与した。ただ、後場は利益確定の動きが強まり、日経平均は終盤にかけ上げ幅を縮小した。明日が天皇誕生日の祝日に伴う休場ということもあって、売買代金は前週末と同水準の2兆4000億円台とやや厚みを欠いている。
 
業種別では空運や海運、非鉄などが買われた。19日の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇したことで、東エレクなど半導体関連株も高かった。
 
市場では「日米とも企業業績の回復が想定以上に進んでいる。米長期金利の上昇も景気回復のためで、ネガティブに見ている中長期の投資家は少ない」との見方があった。
 
JPX日経インデックス400は4営業日ぶりに反発し、終値は前週末比75.66ポイント高の1万7539.80だった。東証株価指数(TOPIX)も4営業日ぶりに反発し、9.40ポイント高の1938.35で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆4636億円。売買高は12億5043万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1542と、全体の約7割を占めた。値下がりは577、変わらずは75だった。
 

 
業種別株価指数(33業種)は、空運業、海運業、非鉄金属、金属製品などが上昇した。下落は精密機器、医薬品など。
 
個別では、JAL、リクルートHDは大幅高。東エレク、アドテストやソフトバンクグループ(SBG)、SUMCOが高い。リクルート、三菱UFJ、住友鉱、日立建機、横浜ゴム、商船三井も買われた。
 
一方、エムスリー、NTTが軟調で、武田、花王は続落した。トヨタ、ファナック、ダイキンやテルモ、オリンパスは下落した。
 
 
東証2部株価指数は前週末比85.39ポイント高の7403.94ポイントと3日ぶり反発した。出来高3億5353万株。値上がり銘柄数は295、値下がり銘柄数は122となった。
 
個別ではリミックスポイントがストップ高。カワサキ、ICDAホールディングス、本州化学工業、リバーホールディングス、セーラー万年筆など7銘柄は昨年来高値を更新。ビート・ホールディングス・リミテッド、アライドテレシスホールディングス、東亜石油、加地テック、ミズホメディーが買われた。
 
一方、バリオセキュアが昨年来安値を更新。アップルインターナショナル、松尾電機、ツインバード工業、プレミアムウォーターホールディングス、ユーピーアールが売られた。