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終値は3月30日以来約1カ月ぶりに1万9000円を回復した。
朝方は24日の米国株高を好感した買いが入る一方、前日の株価上昇を受けて当面の利益を確保する売りが交錯した。しかし、取引開始から数分で売りは一段落し、その後はじりじりと値上がりする銘柄が多かった。市場では「欧州の機関投資家の資金が入ってきた」との見方が出ていた。
米株高や円高基調の一服を背景に投資家心理が改善し、時価総額の大きい金融株などに買いが入った。警戒されていた北朝鮮からの軍事的な挑発行為が伝わらず、地政学リスクへの警戒感が和らいだ。
JPX日経インデックス400は4日続伸した。終値は前日比149.08ポイント高の1万3596.77だった。
東証株価指数(TOPIX)は16.02ポイント高の1519.21と4日続伸した。
東証1部銘柄の出来高は、19億4868万株、売買代金は2兆3018億円。東証1部の値上がり銘柄数は1633、値下がりは304、変わらずは78と、値上がり銘柄の割合は80%を超えた。
個別銘柄では、任天堂が大量の買いで上伸し、トヨタが買われ、ソフトバンクG、ファーストリテ、東エレクは堅調。世界的な金融株高を受けて、保険の第一生命HDや証券の野村が上昇し、メガバンクの三菱UFJも堅調だった。
前日逆行安だったコマツやSUMCOのほか、日立などによる傘下のランディス・ギア買収提案が報じられた東芝の上げが目立った。
運賃値上げの方針が報じられたヤマトHDは5%超の上昇。また、取引時間中に決算発表した昭電工が商いを伴って急伸し、伯東やVコマースなども買われた。
半面、業績観測が報じられたNTTドコモが2%下落し、NTT、KDDIといった通信大手も軟調ぶりが目立った。ソニー、SUBARU、キーエンスが緩み、大塚HDは値下がりした。
また、石川製<6208>やレナウンが急反落し、イーブックなど売られた。
東証2部指数は前日比38.29ポイント高の5727.14ポイントと反発。値上がり銘柄数は316、値下がり銘柄数は116となった。
個別では広栄化学工業がストップ高。西菱電機、JMACS、大興電子通信は一時ストップ高と値を飛ばした。サトウ食品工業、セック、不二サッシ、京葉瓦斯など6銘柄は年初来高値を更新。東京コスモス電機、FDK、富士通コンポーネント、昭和ホールディングスが買われた。
一方、SYSKEN、石井食品、イサム塗料、フレンドリー、トレーディアが年初来安値を更新。日本アビオニクス、技研製作所、北日本紡績、ネポン、セイヒョーが売られた。