東証株価指数(TOPIX)は10.56ポイント高の1960.70と、ともに続伸した。
昨年9月以降、11カ月続いていた月末(月内最終取引日)安に歯止めがかかった。
午前は下げる場面が目立ったが、相場の下値が堅いとみた投資家が値ごろ感のある銘柄を物色。短期筋による買い戻しも入り、相場を押し上げた。
月末安アノマリーをにらんで売った向きの買い戻しが入り、指数上昇につながった。時間外取引の米株価指数先物高も支えとして意識された。
一巡後は持ち直し、いったん小幅高に転じたが、前引けにかけてはマイナス圏で停滞した。後場は、先物主導で再びプラス圏入りし、上げ幅を拡大し、終盤には一時2万8158円95銭(前日比369円66銭高)まで上昇した。月末安アノマリーをにらんで売った向きの買い戻しが入り、指数上昇につながった。時間外取引の米株価指数先物高も支えとして意識された。
市場では「日経平均が25日移動平均を上回ったことで、次は200日移動平均や75日移動平均の水準である2万8200円台を試しそうだ」との指摘があった。
東証1部の出来高は12億3524万株、売買代金は3兆137億円。騰落銘柄数は値上がり1047銘柄、値下がり1017銘柄、変わらず125銘柄。