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【大引け概況】
27日の日経平均株価は3日続伸し、前日比236円23銭高の2万2389円86銭で終えた。

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26日のNY株式相場が上昇し、投資家心理が上向いた。株価指数先物の上昇に伴い、裁定取引の買いが入った。
 
日経平均株価は取引開始直後から上伸し、前日比350円近くまで上げ幅を広げる場面があった。米国での金利上昇の一服感や株価の急速な戻りが、冷え込んでいた投資家心理を温めた。
日経平均は、取引時間中に2万2500円台に乗せた後は、戻り売りに押し戻された。根強く残る投資家の不安心理を示した格好で、地合いが固まったとは言い切れない。
 
市場からは「下向きの25日移動平均線(2万2446円)にタッチし、下げの半値戻し(取引時間中ベースで2万2539円)にも接近した。いい所まで来ており、目先戻り一巡の可能性がある。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル新議長の議会証言次第では「再び金融市場が揺さぶられかねない」と、寒の戻りを警戒する声もあった。
 
JPX日経インデックス400は3日続伸した。終値は前日比151.55ポイント高の1万5824.99だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、15.53ポイント高の1790.34で終えた。
 
東証1部の出来高は13億2910万株、売買代金は2兆6299億円。騰落銘柄数は値上がり1201銘柄、値下がり751銘柄、変わらず115銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)は、鉱業、電気機器、非鉄金属の上昇が目立った。下落は、サービス業、陸運業、海運業など。
 
個別銘柄では、資生堂は昨年来高値を更新した。村田製、国際石開帝石、東邦鉛、住友鉱は反発した。ソニー、東エレク、ファナックが高く、日本電産、SUMCOは大幅高。任天堂が値を上げ、ソフトバンクG、ファーストリテ、三菱UFJ、三井住友が買われた。トヨタが堅調で、ブリヂストンも底堅い展開だった。

半面、OLC、楽天が安く、ヤマトHDは下落した。郵船、神戸鋼、KDDI、大東建の下げが目立った。
 
東証2部株価指数は前日比4.51ポイント安の7392.67ポイントと3日ぶり反落した。
値上がり銘柄数は246、値下がり銘柄数は217となった。
 
個別では、田岡化学工業、サイバーステップ、朝日インテック、ぷらっとホームが売られた。
 
一方、フライトホールディングス、平和紙業がストップ高。ファステップス、ダイショー、キーウェアソリューションズ、イトーヨーギョーなど13銘柄は昨年来高値を更新。エルナー、ダイヤモンド電機、アルチザネットワークス、ファーマフーズ、クリヤマホールディングスが買われた。