米国株の下落は前日の米株先物の下落で織り込んだ格好となり、寄り付きから300円を超える上昇。直近で売られた多くの銘柄に買いが入り、指数は高く始まった後も上げ幅を広げた。前場のうちに節目の2万8500円を超えてくると、そこから先の上値は限られた。しかし、伸び悩んでも崩れることはなく、後場に入ると2万8500円近辺で値動きが落ち着いた。結局、500円を超える上昇で2万8500円を上回って取引を終了した。
幅広い銘柄に押し目買いが入るなか、値がさの半導体関連株などの上昇が目立ち、指数を大きく押し上げた。アジア株相場や米株価指数先物が堅調に推移したのも日本株の上昇を後押しした。
午前に東証マザーズ指数が一時下落に転じるなど、個人の投資家心理は完全に持ち直しておらず、売りのタイミングが早まりやすいとの見方が出ていた。
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反発した。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発し、28.46ポイント高の1969.79で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆3405億円。売買高は10億1566万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1673と、全体の8割弱を占めた。値下がりは430、変わらずは81銘柄だった。