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【大引け概況】
06日の日経平均株価は、前営業日比129円47銭安の2万1596円81銭で終了した。
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東証株価指数(TOPIX)は、3.98ポイント安の1615.25で終了した。
 
前日の米国市場が軟調だったことに加え、取引開始後に為替が円高方向に振れたことが重荷となった。また、引き続き中国景気減速に対する警戒感がくすぶり、総じて売り優勢の展開となった。海外ファンド筋などから先物主導の売りが出て全体相場を押し下げた。
8日の株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ)算出を控えた思惑もあって、短期スタンスの投資家が先物に断続的な売りを出した。ファストリが1銘柄で日経平均を約50円押し下げるなど、主力の値がさ株への売りが相場を下押しした。
 
相場上昇を後押ししてきた米株高が一服していることで、3月の決算期末を前に国内金融機関による利益確定を目的とした売りが増えた。一部の海外メディアが北朝鮮はミサイル発射場を復旧しようとしていると伝えたことも利益確定売りを促したが、中国・上海などアジア各国・地域の株価指数は総じて堅調に推移しており、日経平均の下値も限られた。
 
市場からは「日経平均2万2000円を前に利益確定売りが続き、メジャーSQ算出に絡んだ売りも出たとみられる。上昇基調はキープされているが、買い上がる材料も売り込む材料も見当たらず、目先は日柄調整とみている」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は続落し、終値は前日比37.46ポイント安の1万4354.63だった。
東証1部の出来高は10億1677万株、売買代金は1兆9688億円。騰落銘柄数は値上がり737銘柄、値下がり1291銘柄、変わらず105銘柄。

 

業種別株価指数(33業種)は、鉱業、小売業、石油・石炭製品の下落が目立ち、上昇は海運業、その他製品、サービス業など。
 
 
個別銘柄では、国際帝石が下落し、出光興産は大幅安。ファーストリテ、7&iHD、ユニファミマやファナックが安い。武田アステラスや塩野義といった医薬品株、テルモ、トヨタ、SUMCOは大幅安で、キーエンスも弱含み。三菱UFJ、みずほFGが小緩んだ。大東建託は軟調となっている。
 
半面、郵船が値を上げた。任天堂が高く、サンリオは急騰し、ソフトバンクG、楽天も締まった。ソニー、村田製が底堅い。ZOZOは買い優勢だった。ヤマハや花王が上昇。コムシスHDやサイバーが高い。
 
 
東証2部株価指数は前日比25.14ポイント安の6841.29ポイントと続落した。
値上がり銘柄数は176、値下がり銘柄数は222となった。
 
個別では、ユタカフーズ、東海ソフト、ノザワ、アシードホールディングスが昨年来安値を更新。ダイナパック、カワセコンピュータサプライ、JESCOホールディングス、いい生活、エムジーホームが売られた。
 
一方、JIEC、アマテイ、安楽亭、NCS&A、ジョリーパスタが昨年来高値を更新。ウインテスト、コメ兵、日本アビオニクス、パス、明星電気が買われた。