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【大引け概況】

17日の日経平均株価は反落し、終値は前日比83円47銭安の2万3868円34銭だった。
 
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米国株が反落した流れから朝方から売りが先行し、日経平均株価は終日マイナス圏で推移した。一時は下げ幅を200円超に広げたが、押し目買いが入るなど下値は限定的。予想を上振れた11月の機械受注統計も支えとなった。
 
日経平均が前日に昨年来高値を更新し、約26年ぶりの2万4000円の大台に迫ったこともあり、利益確定売りが出やすい状況だった。特に前日に上昇が目立った指数寄与度の高い銘柄などの下落が全体を押し下げた。
 
後場は、再度軟化する場面もあったが、円相場が対ドルで弱含みに転じるとともに終盤にかけて下げ渋りの動きとなった。時間外取引でNYダウ先物が上昇したことも支えとして意識された。
 
前日に急伸していた日経平均への影響が大きい値がさ株のうち、年初から8日続伸していたファナックが今年初の下落となったほか、ファストリやソフトバンクも下落し、この3銘柄で日経平均を72円程度押し下げた。
 
 14時過ぎ、中国人民銀行(中央銀行)が一定の要件を満たした銀行向けの預金準備率引き下げを25日に実施すると発表した。上海株は連動して上げ幅を広げ、日経平均の下げ渋りに寄与したとの声もあった。
 
JPX日経インデックス400は反落。終値は前日比23.41ポイント安い1万6760.16だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、終値は3.43ポイント安の1890.82だった。
 
業種別株価指数(33業種)では、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼の下落が目立った一方、機械、食料品、保険業などは上昇した。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆9364億円。売買高は15億4140万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1381と、全体の7割弱を占めた。値上がりは620、変わらずは62だった。

 
個別では、ファナック、ソニーが下押し、原油高の一服を受けてJXTG、国際帝石が売られた。神戸鋼はさえない。ソフトバンクG、ファーストリテが緩み、楽天、丸紅、三菱商が下げた。三菱UFJが売られ、SBIは大幅安だった。
半面、トヨタが買われ、キーエンス、東エレク、SUMCO、三菱電、SMCが上伸し、TDKは大幅高。任天堂、キリンHD、東京海上、NTTドコモは堅調だった。訪日外国人消費への期待から資生堂が買われた。
 
東証2部株価指数は前日比34.06ポイント安の7556.05ポイントと4日ぶり反落した。
値上がり銘柄数は167、値下がり銘柄数は318となった。
 
個別では技研ホールディングスが昨年来安値を更新。アライドテレシスホールディングス、サイバーステップ、ヤマシナ、日本パワーファスニングが売られた。
 
一方、インタートレード、ダイヤモンド電機がストップ高。森組、ブルボン、福留ハムなど33銘柄は昨年来高値を更新。アイ・アールジャパンホールディングス、フライトホールディングス、アサヒ衛陶、トラストが買われた。