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【大引け概況】
2日の日経平均株価は小幅ながら3日続伸した。
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前日比24円86銭高の2万4270円62銭で終え、1991年11月13日以来およそ27年ぶりの高値を連日で更新した。
 
北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の妥結で米通商問題への警戒が和らぐなか、外国為替市場で1ドル=114円台に入るなど円安が進行したことがリスクを取る動きを後押し、日経平均は一時2万4400円台まで上値を伸ばす場面があった。自動車などの輸出関連株を中心に出遅れ感を意識した買いが優勢だった。
中国・上海株市場は休場ながら、香港や韓国株が安く推移したことなども影響した。
ただ、下値では買いニーズが強く、その後は利益確定売りと押し目買いが交錯。最後はやや買いの勢いが勝った。
 
安倍晋三首相は2日の内閣改造で麻生太郎副総理・財務・金融相など主要閣僚を留任させたこともあり、内閣改造や自民党・党役員人事に対する株式相場の反応は限られた。
 
JPX日経インデックス400は3日続伸した。終値は前日比57.83ポイント高の1万6164.66だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、6.07ポイント高の1824.03で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で3兆653億円、売買高は14億7398万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1061、値下がりは957、変わらずは92銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)では、石油・石炭製品、鉱業、ゴム製品の上昇が目立った。下落は、不動産業、情報・通信業、空運業など。
 
個別では、ノーベル生理学・医学賞の受賞決定を巡る思惑から小野薬が買われた。原油高が好感され、出光興産や昭和シェル、コスモエネルギーホールディングスなど石油関連株が上昇。トヨタ自動車が高く、ファナックやテルモ、三井物産が上昇したほか、ぐるなびが大きく上値を伸ばし、ネオスも大幅高で4ケタ大台乗せ。スルガ銀行が上値を伸ばし、高島屋、TOWA、ケーヒンなども水準を切り上げた。
 
半面、ソフトバンクグループが下落、ファーストリテイリングなど値がさ株の一部は安い。リクルートのほか、東エレクやアドテストなど半導体関連銘柄が下げた。東海カーボン、ZOZOが軟調だったほか、象印マホービンが急落、しまむらも大きく値を下げている。TATERUが大幅安、ベクトル、ネットワンシステムズなども売られた。
 
東証2部株価指数は前日比24.99ポイント高の7417.37ポイントと3日続伸した。
出来高8270万株。値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は257となった。
 
個別ではソルコム、SECカーボン、東洋刃物、イクヨ、野崎印刷紙業など8銘柄が年初来高値を更新。アウンコンサルティング、ケミプロ化成、新内外綿、ナルミヤ・インターナショナル、フュートレックが買われた。
 
一方、ベルテクスコーポレーション、東邦金属、FDK、エルナーが年初来安値を更新。日本リーテック、キャピタル・アセット・プランニング、大興電子通信、那須電機鉄工、サイバーステップが売られた。