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【大引け概況】
25日の日経平均株価は前週末比36円42銭高の2万2939円18銭と小幅続伸した。
 
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 今月11日の年初来高値2万2938円73銭を2週ぶりに更新した。
 1992年1月9日以来およそ26年ぶりの高値となる。

海外市場のクリスマス休暇が意識され、総じて薄商いの中、前場は小幅安で推移した。
しかし、昼休みに先物が強含み、後場に入るとプラス転換。前場同様に小動きではあったが、後場は一度もマイナス圏に沈むことなく、終値ベースでは年初来高値を更新した。
 
市場からは「日銀のETF買い期待はあるが、これを除けば、手掛かりは何もない。外国人投資家は休みで商いは少なく、あすも材料難で動きは鈍いとみている」との声が聞かれた
 
JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前週末比32.89ポイント高の1万6226.96だった。東証株価指数(TOPIX)は4日続伸し、2.85ポイント高の1831.93で終えた。
 
25日はアジアや欧米で多くの株式市場が休場となり、海外投資家の取引が減った。東証1部の売買代金は概算で1兆5458億円と、2015年12月28日以来、約2年ぶりの低水準だった。
東証1部の売買高は10億5644万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は889と、全体の約4割を占めた。値下がりは1073、変わらずは102だった。
個別では、キヤノン、ファナックや安川電、ダイキンが上昇した。信越化が買われ、SUMCO、東海カや昭電工、資生堂の上げも目立った。
任天堂が締まり、国際帝石、出光興産が小高く、東レ、KDDIが値を上げ、エーザイも上昇した。
一方、証券会社の投資判断の引き下げがあった郵船が大幅に下げた。三井住友FGや千葉銀、静岡銀などの銀行株の下げ幅も大きかった。ソフトバンクGが甘く、ファーストリテは反落。ニトリHDは急落、日立はさえなかった。
 
東証2部指数は前週末比10.35ポイント高の7185.43ポイントと反発。値上がり銘柄数は183、値下がり銘柄数は276となった。
東証2部にきょう新規上場した要興業は公募・売り出し価格(公開価格、750円)を27%上回る950円で初値を付けた。終値は初値比1%高の960円だった。
 
個別では、省電舎ホールディングスがストップ高。三井住建道路、カンロ、福留ハム、シノブフーズなど27銘柄は年初来高値を更新。アサヒ衛陶<5341>、ネポン<7985>、いい生活、フルテック、杉村倉庫が買われた。
 
一方、サイオスがストップ安。クレアホールディングス、価値開発、フライトホールディングス、スーパーバッグ、昭和ホールディングスなど14銘柄は年初来安値を更新。ぷらっとホーム、日東化工、大興電子通信、富士ピー・エスが売られた。