
きょうは引き続き強弱観が対立し方向感の出にくい地合いとなった。朝方に買い優勢でスタートした後、いったん値を消したがその後は買い直され、後場取引前半にこの日の高値をつけた。しかし、再び軟化する展開となり、結局日経平均は上昇して取引を終えたものの上げ幅は100円に届かなかった。
前日の米国株市場は休場となったが、ここ強い動きをみせていた欧州株市場がほぼ全面高商状となり、独DAXは史上最高値を更新、東京株式市場でもこのリスクオンの流れが波及した。一方、債券市場では長期債が売られ、10年債利回りは1.43%台まで急上昇、これが市場センチメントを冷やす格好となっている。
17日の欧州株式市場で、欧州各国の軍備増強が進むとの思惑から防衛関連などに買いが集まり、ドイツ株価指数(DAX)や英FTSE100種総合株価指数が上昇。東京市場の川重やIHIなど防衛関連の物色につながった。朝方に前日夕と比べて上昇していた円相場が下げに転じ、トヨタなど輸出関連の一角の買いを誘った。
日銀の追加利上げペースが早まるとの見方から、18日の国内債券市場では長期金利が一時1.43%と2009年11月以来の高水準をつけた。金利上昇で利ざやが拡大するとして三菱UFJなど銀行株が上昇した。19日に日銀の高田創審議委員が宮城県金融経済懇談会であいさつする予定で、発言内容を見極めたいとの雰囲気が広がり、大引けにかけて日経平均は上げ幅を縮小した。朝方は日経平均が小幅に下げる場面もあった。
休場明けの米国株が堅調に推移するようなら、日本株は大型・中小型そろい踏みで水準を切り上げる展開も期待できるだろう。