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【大引け概況】
日経平均株価は前営業日比65円72銭安の2万1388円58銭、東証株価指数(TOPIX)は7.52ポイント安の1708.78と、ともに3営業日ぶりに小幅ながら反落した。
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 朝方は、売りが先行したが、下値は限定的で、為替相場の落ち着きや株価指数先物買いを交えて上げ幅を拡大し、後場の早い段階で一時2万1597円47銭(前週末比143円17銭高)まで上昇した。
午前8時50分に発表された3月調査日銀短観で大企業・製造業の業況判断指数(DI)は市場予想を下回ったが、大企業・全産業の18年度の設備投資計画が前年度比2.3%増と市場予想の0.6%増を上回り、景況感は好調との見方が支えとなった。
 
一巡後は、先物売りなどで利益確定売りが優勢となった。再度マイナス圏入りし、大引けにかけて、さえない展開となった。
チャート上で上値として意識されていた25日移動平均(2万1492円)を下回り、個人投資家など短期筋から見切り売りが出た。
 
2日はイースターマンデーの祝日で欧州主要市場が休場のため、市場の参加者が少なく、東証1部の出来高は9億5673万株、売買代金は1兆6740億円といずれも今年最低水準となった。騰落銘柄数は値上がり653銘柄、値下がり1346銘柄、変わらず80銘柄。
 
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比74.32ポイント安の1万5105.77だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、パルプ・紙、不動産業、精密機器の下落が目立った。上昇は、その他製品、空運業、電気・ガス業など。
 
個別では、ソフトバンクグループが軟調、ファナック、キーエンスも売りに押されたメガバンクの三菱UFJや三井住友FGの下げが目立った。前期が最終減益になった川重が下落した。サンワテクノスが急落、Hamee、LITALICOも大幅下落した。
 
一方、半導体関連銘柄は高く、SUMCOや東エレクが上げた。任天堂も上昇した。
NTTも堅調。ファーストリテイリング、花王も買い優勢だった。前沢工業が大きく値を飛ばし、オプトホールディングも急騰。北の達人コーポレーション、ヴィンクスなどが物色人気となったほか、レノバ、スミダコーポレーションなども上昇した。
 
東証2部指数は前週末比3.60ポイント高の7217.24ポイントと3日続伸。値上がり銘柄数は264、値下がり銘柄数は200となった。
 
個別では、誠建設工業がストップ高。タカトリは一時ストップ高と値を飛ばした。アルトナー、魚喜、ファーマフーズ、ビューティ花壇、グッドコムアセットなど13銘柄は年初来高値を更新。三精テクノロジーズ、森組、ケミプロ化成、オプティマスグループが買われた。
 
一方、福留ハム、ダイショー、バイク王&カンパニー、トーヨーアサノ、瑞光など8銘柄が年初来安値を更新。ファステップス、青山財産ネットワークス、省電舎ホールディングス、キーウェアソリューションズが売られた。