前週末の米国の株式市場が休場だったことに加え、22日も海外市場の一部が休場で市場参加者が少なかった。
前場は時折かさむ持ち高調整と見られる株価指数先物の売買に日経平均が上下動を繰り返す場面もあった。しかし、後場はその動きも限られ、こう着感の強い展開に陥った。
前場取引時間中は中国・上海株市場の値動きに神経質となり、上海株が寄り後に下げ幅を広げると、海外ヘッジファンド筋による先物売買を絡め、それに連動する形で日経平均が水準を切り下げる場面もあった。ただし下値では個人投資家の押し目買いも入った。27日からの10連休を前に信用売りを出している一部の銘柄を買い戻す動きもみられた。市場参加者が少なく、午後の値幅は57円にとどまった。
内需関連の一角や海運株など値頃感が目立った銘柄に小口の押し目買いが入った。
JPX日経インデックス400は小幅に続伸した。終値は前週末比19.19ポイント高の1万4386.44だった。
東証株価指数(TOPIX)も小幅に続伸し、1.69ポイント高の1618.62で終えた。
東証1部の売買代金は概算で1兆6263億円と、2017年12月29日(1兆5465億円)以来およそ1年4カ月ぶりの低水準となった。
売買高は8億6950万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は976、値下がりは1058、変わらずは106だった。