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英マンチェスターのコンサート会場で爆発が発生したことを受けて、為替市場では朝方に一時1ドル=110円台まで円高が進み、日経平均はこうした流れを受けて30円安からスタートした。寄り付き後は円高一服とともにプラスへ転じる場面が見られた
自動車や電機など主力株が売られた。一方、外部要因に左右されにくい内需株に買いが入り、相場を下支えした。
英国の地元警察はテロ事件として捜査を進めており、メイ首相は「全容解明に努める」との声明を出した。市場では「きょうは投資家心理を冷やす要因となったが、経済活動に影響しないかぎり一時的な反応にとどまる」との声があった。
米政治不安などの外部環境に対する警戒感に加え、24日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表などを控えて様子見ムードもあり、上値の重い展開となった。
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比31.46ポイント安の1万3973.43だった。
東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反落し、2.43ポイント安の1565.22で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆63億円。売買高は15億4376万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は904と、全体の44.8%を占めた。値上がりは978、変わらずは134銘柄だった。
個別では、JALやSOMPOの下げが大きかった。東エレクや関西電が下落した。コンコルディやJXTGが安く、コマツや日産自が売られた。前日に2017年3月期の決算発表が6月以降になりそうだと公表した富士フイルムが下げた。三菱UFJ、三井住友、ソフトバンクG、Vテク、ホンダなどがさえない。
一方、新しいスマートフォン向けゲームを配信すると発表した任天堂が年初来高値を更新。JTやOLCが高値を付けた。大東建や大ガスが高く、オリックスや武田が買われた。
任天堂、リクルートHDなどが堅調で、トヨタ自、ソニーは小幅に上昇。一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたフジクラが急伸した。
東証2部株価指数は前日比4.84ポイント高の5932.40ポイントと3日続伸した。
値上がり銘柄数は245、値下がり銘柄数は196となった。
個別では、セメダインが一時ストップ高と値を飛ばした。田辺工業、ベネフィット・ワン、ピックルスコーポレーションなど23銘柄は年初来高値を更新。広栄化学工業、堀田丸正、日本パワーファスニング、JMACSが買われた。
一方、フード・プラネットがストップ安。バナーズ、ラオックスは年初来安値を更新。カワニシホールディングス>、フジマック、マーキュリアインベストメントが売られた。