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【大引け概況】

13日の日経平均株価は大幅反発し、前日比678円93銭(2.64%)高の2万6427円65銭で終えた。上げ幅は3月23日以来の大きさ。
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前日の米株式市場では、NYダウは6日続落したが、ナスダック指数は小反発した。これを受け日経平均株価の寄り付きは170円高でスタートし、その後、上昇幅を拡大させ2万6400円台まで値を上げた。前日に464円安と急落したことから、最近の急ピッチな株価下落を受けて、自律反発狙いの買いが優勢だった。
前日大幅赤字となる決算を発表したソフトバンクグループは悪材料出尽くし期待から急伸したほか、半導体関連株などハイテク株に対する買いが膨らんだ。
 
前日に決算を発表して業績見通しが好感された東エレク、悪材料出尽くし感の出たソフトバンクグループ(SBG)はともに大幅高。2銘柄で日経平均を220円程度押し上げた。指数寄与度の大きい値がさの半導体関連株にも買いが波及した。
 
日経平均は午後に2万6500円近辺まで上昇した後は伸び悩んだ。「資源価格の上昇などを背景にした世界的なインフレや金融引き締めへの警戒は残っており、きょうの相場上昇は買い戻しの域を出ていない」との見方があった。
 
東証株価指数(TOPIX)は5営業日ぶりに反発し、前日比35.02ポイント(1.91%)高の1864.20で終えた。
 
東証プライムの売買代金は概算で3兆5923億円。株価指数オプションとミニ日経平均先物5月物のSQ算出に絡む売買もあった。売買高は16億4818万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1557と、全体の8割を超えた。値下がりは259銘柄、変わらずは21銘柄だった。
 

業種別株価指数(33業種)は石油・石炭製品、精密機器、金属製品、電気機器が上昇率上位。下落はパルプ・紙など3業種。
 
個別銘柄では、リクルートやエムスリーが大幅に上昇し、レーザーテックや東京エレクトロン、アドバンテストが高く、ソニーグループやオリンパスが値を上げた。川崎汽船や日本郵船といった海運株が高く、トヨタ自動車やリクルートホールディングスが値を上げた。メルカリやレノバ、楽天グループが急伸した。
 
半面、カシオが急落し、コニカミノル、ニコンも大幅安、NTTデータ、三井物産、ダイキン工業が値を下げ、三菱ケミHD、日産自、セコムやりそなホールディングスが売られた。カシオ計算機やKADOKAWAが急落。MSCIからの除外が嫌気されメディパルホールディングスやコスモス薬品が売りに押された。