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【大引け概況】
17日の日経平均株価は反落し、前週末比192円61銭安の2万3096円75銭で終えた。
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日経平均は先週900円超上げて約半年ぶりの高値水準となっており、高値警戒感からの当面の利益を確保する売りがやや優勢だった。日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、下げ幅が一時前週末比200円を超えた。
電機や情報通信など主力業種、精密機器やサービス業の下げが目立った。
 
しかし、日経平均が心理的な節目の2万3000円付近まで下げると、押し目買いや買い戻しが入った。東京株式市場の取引時間中、米国株先物が堅調に推移したことが相場を下支えした。
 
朝方に内閣府が発表した2020年4〜6月の実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率27.8%減と戦後最大の落ち込みを記録した。個人消費の減少幅が想定以上に大きく景気の先行きに対する懸念が広がった。
 
JPX日経インデックス400は続落した。終値は前週末比120.59ポイント安の1万4516.62だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、13.56ポイント安の1609.82で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆5014億円。1月20日以来約7カ月ぶりの少なさだった。夏休みシーズンで市場参加者が限られ、商いは低調だった。売買高は8億1922万株で2019年12月30日以来約8カ月半ぶりの低水準だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1452銘柄と約67%だった。値上がりは635、変わらずは86銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、小売業、電気機器、銀行業などが下落し、空運業と海運業は上昇した。
 
個別では、ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)など指数寄与度の高い銘柄の下げ幅が大きかった。ソニーが下げ、東エレク、キーエンス、トヨタ、ダイキン、中外薬、リクルート、オリンパスも売られた。三菱UFJ、みずほFG、イオン、OLC、JR東日本は軟調だった。
半面、任天堂は堅調だった。日産自、ホンダなどの自動車株や第一生命HD、日立は上昇した。チェンジが買いを集めて上伸し、ZHDも締まった。
 
東証2部株価指数は前週末比12.17ポイント安の6568.22ポイントと続落した。
出来高1億4380万株。値上がり銘柄数は183、値下がり銘柄数は220となった。
 
個別では明治機械が一時ストップ安と急落した。Abalance、田岡化学工業、ピーエイ、ロブテックス、ラピーヌが売られた。
 
一方、フレンドリーがストップ高。エスビー食品、アートスパークホールディングス、中国工業、浜井産業、ジュンテンドーは年初来高値を更新。ヤシマキザイ、ミズホメディー、ワシントンホテル、日本製麻、クレステックが買われた。