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【大引け概況】
15日の日経平均株価は前日比47円84銭安の2万2818円02銭、東証株価指数(TOPIX)は0.77ポイント安の1805.15と、ともに4営業日ぶりに反落。
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朝方は、14日の米国高を受け、寄り付き直後に2万2912円06銭(前日比46円20銭高)まで上昇したが、直近連騰で利益確定売りも出やすく、いったん下げに転じた。
その後は方向感を欠き、前引けにかけて前日終値を挟んでもみ合い商状となった。
後場は、株価指数先物売りを交えて軟化し、終盤には一時2万2805円72銭(同60円14銭安)を付けた。新規の手掛かり材料に乏しく、明日に1−3月期GDP(国内総生産)速報値の発表を控えていることもあり、様子見気分が強まった。
 
東証1部の売買代金は前日を上回るなど、日経平均の値動きの小ささとは対照的に商いはまずまずの水準だった。
個別の動きを見ると、自社株買いや好業績を発表した銘柄には買いが集まり、期待外れの決算だった銘柄は大きく売られるなど、「個別の材料に比較的素直に反応していた」といい、売買の意欲が衰えているわけではなさそうだ。
 
JPX日経インデックス400は小幅ながら4営業日ぶりに反落した。終値は前日比13.54ポイント安の1万5934.22。前日までの上昇で短期的な過熱感が意識されるなか、利益確定の売りがやや優勢となった。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆7419億円。売買高は17億3046万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1007、値上がりは994と拮抗した。変わらずは82銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、不動産業、サービス業、証券・商品先物取引業などが下落。繊維製品、銀行業、精密機器などが上昇。
 
 
がりも目立った。資生堂も売られた。三菱地所は、株主還元姿勢に変化が見られない点がネガティブ視されたようだ。ブイ・テクノロジーも安い。IBJが大幅安、LIFULL、筑波銀行も売られたほか、パイオニアの下げも目立つ。江崎グリコ、ブレインパッド、セレスなども下落した。
 
半面、4期ぶりの最終黒字となる決算を発表した東芝は上昇。三井住友フィナンシャルグループが売買代金トップで2%高。堅調な決算や増配、自社株買い実施が好感された。三菱UFJやみずほといったなどメガバンクが上昇、村田製作所も買い優勢だった。ファーストリテイリング、スズキも買われ、日東工業、加藤製作所が一時ストップ高に買われ、日本化学工業も値を飛ばした。ユニデンホールディングス、山一電機、日本板硝子なども上昇した。

 
東証2部株価指数は前日比45.17ポイント高の7218.09ポイントと3日続伸した。
出来高1億2970万株。値上がり銘柄数は193、値下がり銘柄数は261となった。
 
個別では、SECカーボン、明治機械がストップ高。アピックヤマダは一時ストップ高と値を飛ばした。TTK、日本リーテック、日本和装ホールディングス、ケー・エフ・シー、東洋刃物など14銘柄は年初来高値を更新。日本モーゲージサービス、アルメディオ、黒田精工、MCJ、リミックスポイントが買われた。
 
一方、森組、ビート・ホールディングス・リミテッドがストップ安。三井金属エンジニアリング、オーミケンシ、Oak キャピタル、第一稀元素化学工業、丸尾カルシウムなど19銘柄は年初来安値を更新。アライドテレシスホールディングス、天昇電気工業、共和コーポレーション、エンビプロ・ホールディングスが売られた。