前日の米国市場がクリスマスで休場となり、手掛かり材料が薄い中、日経平均は前日終値付近で寄り付いた。
その後、先週からのじり安基調で日本株に割安感が出ていたことで、先物主導で買いが入り、上げ幅は一時150円に迫った。後場に入ると値動きが弱まり、2万3900円前後の高値圏で推移した。
市場参加者が少ないなか、短期志向の投資家による先物買いが入り、買いが一巡すると、膠着感が強まった。
海外投資家が少なく、売買代金は1兆円台前半と低調。相場の主役は個人投資家で「投資余力があるため、好業績など個別材料のある銘柄が買われた」という。米国市場は26日に再開するため、「米中貿易協議で動きがあれば年末最後に値動きが出る」と警戒する声も出ていた。
東証1部の売買代金は概算で1兆3571億円。売買高は8億2186万株だった。業績改善期待の高い銘柄の一角に投資家の売買が集まる程度で、全般に商いは低調だった。
JPX日経インデックス400は7営業日ぶりに反発。終値は前日比81.68ポイント高の1万5482.67だった。東証株価指数(TOPIX)も7営業日ぶりに反発し、9.78ポイント高の1731.20で終えた。業種別のTOPIXは33業種全てが上昇。海運の上げが目立った。
東証1部の値上がり銘柄数は1657と全体の8割弱を占めた。値下がりは412、変わらずは92銘柄だった。