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【大引け概況】

13日の日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比497円77銭高の3万9461円47銭だった。
 
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きょうの東京株式市場は終始買い気の強い地合いとなり、幅広い銘柄に投資資金が流れ込んだ。前日の欧州株市場では独DAXが最高値に買われたのをはじめ総じて堅調だったが、米国株市場では1月の消費者物価指数(CPI)発表を受け、米長期金利が上昇しNYダウが下落した。東京株式市場は気迷いムードが漂うなかも、為替市場の円安進行が追い風となってリスクオンに傾いた。オプションSQ算出をあすに控え先物主導の仕掛け的な買いが入り、日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。
また、トランプ米大統領が間に入り、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた交渉が進展するとの見方が広がったこともセンチメント改善に寄与した。
 
外国為替市場の円相場は1ドル=154円近辺と、前日夕の153円台後半から円安・ドル高水準で推移した。トランプ米政権が自動車や製薬業界などの相互関税の免除を検討しているとも伝わり、前日に米関税政策への警戒で売られていたトヨタやSUBARUなど自動車株、第一三共や中外薬など医薬品株に買いが入った。
 
14日の株価指数オプション2月物の特別清算指数(SQ)算出に向けた、短期筋の仕掛け的な買いが日経平均の上昇をけん引したとの見方が多い。節目の3万9000円を明確に上回ってきたことで、株価指数先物やコール(買い)・オプションの売り方が損失回避の買い戻しを入れたとの観測があった。特段の好材料は少ないなか、先物主導の相場上昇となり、ファストリやアドテストなど値がさ株の一角が日経平均を大きく押し上げた。
 
トランプ米大統領は12日、ロシアのプーチン大統領とウクライナ戦争の終結に向け交渉することで合意した。市場関係者は「地政学リスクの後退期待が高まっているのは投資家心理にポジティブで、買い安心感につながっている」ともみていた。
 
日経平均はこのところ25日線水準が上値抵抗帯となって抜けられない日々が続いていたが、同線を突破したことで地合い好転につながり、心理的な節目の4万円や1月24日高値(40279円)、昨年12月27日高値(40398円)が視野に入ってくるだろう。ただ、トランプ関税による世界的なインフレ懸念など先行き不透明要因は根強く、ウクライナ情勢についても楽観視は禁物であろう。それぞれ進捗を見極めながらのスタンスになりそうだ。

 


東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は32.26ポイント(1.18%)高の2765.59だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反発し、13.80ポイント(1.15%)高の1214.91で終えた。
 
東証プライムの売買代金は概算で4兆9684億円、売買高は20億3238万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1260。値下がりは337、横ばいは43だった。
 
業種別株価指数(33業種)は繊維製品、医薬品、証券・商品先物取引業、建設業などが上昇。下落は、非鉄金属、サービス業など。
 
個別では、昨日の取引時間中に決算で急落した東レが大幅反発となったほか、鹿島、大成建設、清水建設などゼネコン株の上昇が目立った。アドバンテストや、ディスコ、レーザーテックなどが堅調だったほか、IHI、川崎重工業なども上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループがしっかり、ファーストリテイリングは大きく水準を切り上げた。任天堂も頑強な値動きに終始した。三井海洋開発、gumi、トレンドマイクロ、エイチワン、GMOインターネット、楽天銀行などがストップ高に買われ、日本板硝子も大幅高。エムスリー、第一三共、東海カーボン、ヤマハ発動機、野村HD、塩野義製薬などが買われた。
 
半面、売買代金トップとなったフジクラが売りに押され、同2位の古河電気工業は大きく売り込まれた。決算内容が嫌気されたニトリHD、ソフトバンクグループ、リクルートホールディングス、日揮ホールディングスが大幅安となったほか、Sun Asterisk、I-neが急落、日揮ホールディングス、タカラトミーも大幅安。武蔵精密工業も大きく水準を切り下げた。
また、日本製鋼所、三菱重工など防衛関連も弱い。このほか、三井金属、住友鉱山、日産自、出光興産などが下落した。