17日の米株市場でダウ工業株30種平均が初めて2万6000ドルを突破した。
朝方は東京市場でも買いが先行し、一時は約26年2カ月ぶりに2万4000円台に上げた。
ただ投資指標面での割高感が強まったことから、買い一巡後は国内機関投資家からとみられる売りに押された。
後場に入り再び24000円台に乗せる場面もあったが、引けにかけて大きく値を崩し、3ケタの下落で本日の取引を終えた。
JPX日経インデックス400は続落し、前日比121.38ポイント安の1万6638.78だった。
東証株価指数(TOPIX)も続落し、13.96ポイント安の1876.86だった
業種別株価指数(33業種)では、33業種中28業種が下げた。
保険業、水産・農林業、非鉄金属が下落率上位だった。
一方、ゴム製品の上げが目立ったほか、その他製品などがプラスとなった。
東証1部の売買代金は概算で3兆5901億円。売買高は18億2075万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1625、値上がりは371、変わらずは68銘柄だった。
個別では、ファナックやソフトバンクが軟調。長期金利の上昇を警戒し、住友不動産や三菱地所が下落した。
レーティング引き下げ観測の東海カは大きく売られた。アステラスやエーザイが安くリコーや東ソーも下げた。
半面、東エレクトロンやスクリンなどの半導体関連が買われた。アドバンテも3%を超える上昇。
新製品の「ニンテンドーラボ」の発売を発表した任天堂は大幅高となった。東京海上、NTTドコモは堅調、訪日外国人消費への期待から資生堂が買われた。
東証2部株価指数は前日比11.26ポイント安の7544.79ポイントと続落した。
値上がり銘柄数は198、値下がり銘柄数は268となった。
個別では、技研HDが年初来安値を更新。朝日インテク、グッドコムアセット、ゼット、カワタが売られた。
半面、アルツハイマー病似関する予防治療剤の特許取得との話が伝えられインタートレードがストップ高、
中国最大の決済サービス「支付宝」(アリペイ)の提供が伝えられたアクロディアもストップ高となった。
リミックスポイントやダイヤ電機、JESCO HDは一時ストップ高となった。