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【大引け概況】
25日の日経平均株価は4日ぶりに反発し、大引けは前日比198円93銭高の2万0773円56銭だった。
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終値として2018年12月19日以来、約1カ月ぶりの高い水準を付けた。
 
朝方は、買いが先行した。24日の米国株式は高安まちまちながら、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の大幅上昇を受け、半導体関連株中心に買われ、指数上昇に寄与した。伸び悩む場面もあったが、中国・上海総合指数高や、時間外取引の米株価指数先物の一段高なども支えとなり、後場の早い段階に一時2万844円31銭(前日比269円68銭高)まで上昇した。一巡後は戻り売りに抑えられ、大引けにかけて上値の重い動きとなった。
 
市場からは「主要企業の決算や米中貿易協議などを控えているが、下値は堅いとみて短期筋のショートカバー(買い戻し)が入っている。ただ、日経平均2万1000円近辺では戻り売りが強まるとみられ、その水準を超えられるかどうかが焦点になる」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前日比129.86ポイント高の1万3899.96だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、13.50ポイント高の1566.10で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆2071億円と、5営業日ぶりに2兆円を上回った。売買高は13億3094万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1337と、全体の約6割だった。値下がりは697、変わらずは93銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、電気機器、銀行業などが上昇し、医薬品、陸運業、空運業が下落した。
 
個別では、24日の米市場でザイリンクスなどが次世代通信の5G分野の成長期待から大幅高となり、25日の東京市場でも5G分野に力を入れている村田製や太陽誘電の買いにつながった。ソフトバンクグループが堅調、SUMCO、TDKや東エレク、アドテストも買われた。日本電産も大きく上値を追った。コマツ、ファナックなども強い動き。ミネベアミツミも買いを集めた。低位株では日本通信が値を飛ばし、カブドットコム証券は連日のストップ高に買われた。
 
一方、アステラス、塩野義製薬、中外製薬など医薬品株の一角が軟調、ユニファミマ、大塚HD、オリンパスは下落した。
幸楽苑ホールディングスが急落、ジャパンディスプレイも安い。クボテックも下値を探った。ソラストが売られ、東京製鉄、ニチレイも下落した。

 
東証2部株価指数は前日比76.68ポイント高の6653.65ポイントと続伸した。
出来高5222万株。値上がり銘柄数は311、値下がり銘柄数は121となった。
 
個別では、ウイルコホールディングスがストップ高。ショクブンは一時ストップ高と値を飛ばした。太平製作所、インスペックは昨年来高値を更新。RVH、Abalance、川金ホールディングス、日本精鉱、ヒガシトゥエンティワンが買われた。
 
一方、DNAチップ研究所、昭和化学工業、グローバルダイニング、ミロク、クリヤマホールディングスが売られた。