終値として2018年12月19日以来、約1カ月ぶりの高い水準を付けた。
朝方は、買いが先行した。24日の米国株式は高安まちまちながら、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)の大幅上昇を受け、半導体関連株中心に買われ、指数上昇に寄与した。伸び悩む場面もあったが、中国・上海総合指数高や、時間外取引の米株価指数先物の一段高なども支えとなり、後場の早い段階に一時2万844円31銭(前日比269円68銭高)まで上昇した。一巡後は戻り売りに抑えられ、大引けにかけて上値の重い動きとなった。
市場からは「主要企業の決算や米中貿易協議などを控えているが、下値は堅いとみて短期筋のショートカバー(買い戻し)が入っている。ただ、日経平均2万1000円近辺では戻り売りが強まるとみられ、その水準を超えられるかどうかが焦点になる」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前日比129.86ポイント高の1万3899.96だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、13.50ポイント高の1566.10で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2071億円と、5営業日ぶりに2兆円を上回った。売買高は13億3094万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1337と、全体の約6割だった。値下がりは697、変わらずは93銘柄だった。