前日までの10日続伸で1400円近く水準を切り上げており、新規の買い材料も乏しかったため、上昇していた銘柄を中心に目先利益確定の売りが優勢となった。
18日(日本時間19日未明)に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表などの重要日程を控えて様子見ムードも強く、日経平均の日中値幅は85円にとどまった。
原油先物価格の急反落を受け、前日とは打って変わり国際石開帝石や日揮など資源開発関連や石油株が値を下げ、金利上昇の一服を背景に三菱UFJや東京海上など金融・保険株が下落した。
市場からは「マーケットの見方は分かれ、一段高に動くか、いったん調整に入るかは微妙だ。FOMCの結果やパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見に市場がどう反応するかだが、相場が高い水準にあるだけに想定通りの内容なら材料出尽くしで下がりやすいだろう」との声が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)は9営業日ぶりに反落し、7.96ポイント安の1606.62で終えた。JPX日経インデックス400も9営業日ぶり反落、終値は前日比64.28ポイント安の1万4365.37だった。
東証1部の売買代金は概算で2兆2374億円。売買高は12億2105万株だった。値下がり銘柄数は1466と、全体の約7割を占めた。値上がりは602、変わらず82銘柄だった。