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【大引け概況】
28日の日経平均株価は続伸し、前週末比307円00銭高の2万3511円62銭で終えた。
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14日以来2週ぶりの高値水準。
きょうは9月末の配当権利付き最終売買日にあたり、配当再投資に絡んだ先物買いが入るとの期待から引けにかけて上げ幅を広げた。日本時間28日の米国株価指数の先物が堅調だったことも買いを促した。
 
日経平均は上値が重くなる場面もあった。米国が中国半導体の中芯国際集成電路製造(SMIC)に対し輸出規制を設けると伝わり、米中関係の悪化が相場の重荷となった。東エレク、アドテスト、信越化など半導体関連が下げた。傘下の半導体メモリー会社が上場延期を発表した東芝も安かった。
 
JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前週末比230.12ポイント高の1万4914.88だった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、27.70ポイント高の1661.93で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆7082億円。売買高は14億6267万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1892と、全体の約9割を占めた。値下がりは251、変わらずは34銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)では、パルプ・紙、鉄鋼、不動産業の上昇が目立った。下落は空運業、海運業の2業種だった。
 
個別銘柄では、25日に今期業績見通しを上方修正したニトリHDが上昇。ディーエヌエが年初来高値を更新した。ソフトバンクグループ、ファストリ、任天堂、東映、ZHD、NTTドコモが買われた。武田が買われ、日本製鉄、神戸鋼、王子HD、三井不、東急不HDも高い。
 
一方、公募増資を検討していると伝わったANAHDが大幅安。ホンダ、NTTデータ、東洋紡が下げた。東エレク、アドバンテス、村田製がさえない。JAL、商船三井が値を下げた。チェンジはストップ安。ソフトバンクは小安い。
 
東証2部株価指数は前週末比66.70ポイント安の6229.43ポイントと反落した。
値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は201となった。
 
個別では、東邦金属がストップ安。ダイトーケミックスは一時ストップ安と急落した。アウンコンサルティング、DNAチップ研究所、ユーピーアール、アライドテレシスホールディングス、インタートレードが売られた。
 
一方、STIフードホールディングス、テクノマセマティカル、カワセコンピュータサプライがストップ高。日本ケアサプライ、ブルドックソース、ダイショー、アヲハタ、アートスパークホールディングスなど17銘柄は年初来高値を更新。東京自働機械製作所、ウイルテック、ジュンテンドー、理経、セキドが買われた。