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【大引け概況】
日経平均株価は前日比321円62銭安の2万2068円24銭、東証株価指数(TOPIX)は22.10ポイント安の1768.24と、ともに4営業日ぶりに反落した。

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朝から主力株に利益確定の売りなどが出て、軟調な展開となった。前場の日経平均は売り一巡後に下げ渋ったが、中国の経済指標の弱さを背景に香港などアジアの主要市場の株価指数が軒並み安となる中、後場は再度売りが強まって一段安となった。
もっとも、日経平均は前日までの3連騰で650円以上値上がりしており、この日の下落については「相場のリズムとしては、自然な動き」との指摘もある。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆9369億円。売買高は15億4229万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1326、値上がりは679、変わらずは62銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品、パルプ・紙などが下落。精密機器、空運業の2業種。
 
個別では、ファストリやファナックが下げた。新日鉄住金や日立建機も下落した。米企業の株式売却が伝わったヤフーは大幅安。三菱UFJ、みずほFGが軟調、スルガ銀は下げが止まらなかった。JXTG、国際帝石が値を下げ、商船三井は安かった。日本紙は続落。任天堂がさえず、トヨタ、ファナックも下落した。
 
半面、テルモが買われ、「楽天コイン構想」が伝わった楽天は上昇した。受注拡大見通しで、Vテクが大幅高だった。スクリン、ソニーは続伸。ANAが小高く、7&iHD、小野薬、楽天は買われた。
 
東証2部指数は前日比27.70ポイント高の7420.37ポイントと反発。値上がり銘柄数は244、値下がり銘柄数は202となった。
 
個別ではサイボーが一時ストップ高と値を飛ばした。福留ハム、ファステップス、ダイショー、ICDAホールディングス、イトーヨーギョーなど8銘柄は昨年来高値を更新。パシフィックネット、アライドテレシスホールディングス、マルマエ、フライトホールディングス、大興電子通信が買われた。
 
一方、プレミアムウォーターホールディングス、関門海、平和紙業、黒谷、杉村倉庫は値下がり率上位に売られた。