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【大引け概況】 4日の日経平均株価は小幅に続伸した。終値は前日比12円59銭高の2万0626円66銭だった。
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連日で年初来高値を更新し、2015年8月12日以来およそ2年1カ月ぶりの高値を付けた。
前日の米国株式市場でNYダウをはじめ主要3指数が揃って最高値を更新、これを受けて寄り付きからリスクを取る動きが優勢となった。
取引時間中に為替市場で円が買い戻され1ドル=112円台半ばに円高が進んだことから、全般は利益確定売りを誘発し上値の重い展開となった。
 
高値警戒からキーエンスなどこれまで上昇してきた銘柄に売りが出て、日経平均は下げる場面もあった。北朝鮮情勢などの不透明感や円相場の下落一服も重荷となった。「騰落レシオ(東証1部、25日移動平均)が前日に128%と過熱感を示す130%に近づき、利益確定売りを出す水準になっている」との指摘も出ていた。
 
JPX日経インデックス400は続伸し、1.93ポイント高の1万4882.12だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、0.10ポイント高の1684.56だった。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆3941億円。売買高は16億6005万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は820と全体の40%にとどまった。値下がりは1096、変わらずは114銘柄だった。
 
個別では、米ウーバーへの出資の可能性が伝わったソフトバンクが上昇。ビール系商品の業務向け価格の値上げを発表したアサヒが買われた。KDDIが上げ、デンソーも高かった。グループ会社が有機ELの量産を進めると伝わったJディスプレは売買代金を急増させて大幅高。新日鉄住金といった鉄鋼株は買われた。
 
半面、ファストリが安く、SUBARUが売られた。前日に年初来高値を更新したキーエンスは下げた。原油先物相場の下落を受け、国際石開帝石やJXTGは下落した。アマゾンジャパンのファッション事業の強化が伝わり、スタートトゥは大幅に続落した。
レオン自動機が安く、TOKYO BASE、サイバーエージェンも値を下げた
 
東証2部株価指数は前日比31.08ポイント高の6791.61ポイントと6日続伸した。値上がり銘柄数は189、値下がり銘柄数は277となった。
 
個別では、セブンシーズホールディングス、大興電子通信がストップ高。第一カッター興業、三井住建道路、ソルコム、北陸電話工事、ダイナックなど26銘柄は年初来高値を更新。ウイルプラスホールディングス、ぷらっとホーム、サイバーステップ、カネヨウ、杉村倉庫が買われた。
 
一方、カワタ、エルナー、トーヨーアサノ、富士通コンポーネント、アートスパークホールディングスが売られた。