2日のNYダウが前日比92ドル高と反発。米6月雇用統計が堅調な内容だったことが好感された。これを受けた東京株式市場は、朝方買い先行でスタートした。
ただ東京都の新型コロナ感染者が2日連続で100人を超えたとの報道が流れると、後場に入り日経平均株価の上昇幅は縮小する場面があった。
もっとも、下値には買いが入り引けにかけ買い直された。今晩は米株式市場が独立記念日の振替休日で休場となることもあり、出来高は低調だった。
売りも限定的で、日経平均は日中の取引を通じてプラス圏での推移が続いた。
市場からは「新型コロナ感染者数の増加が伝えられても、下は売り切れないようだ。感染者数がケタ違いに大きい米国では株価が下がっておらず、政策期待が後ろ盾になっている」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比94.00ポイント高の1万4018.79だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、9.57ポイント高の1552.33で終えた。業種別TOPIXは精密機器、情報・通信業などが上昇した。
東証1部の売買代金は概算で1兆6954億円と、6月22日(1兆6539億円)以来の低水準だった。売買高は9億8246万株。東証1部の値上がり銘柄数は1333銘柄と全体の6割。値下がりは759、変わらずは78銘柄だった。