米中間選挙を受けた米国株の大幅上昇や中国・上海株の堅調な値動き、外国為替市場での円安基調が安心感を誘った。好業績株を中心に幅広い銘柄が買い戻された。
もっとも高値圏では戻り待ちの売りも出て、上昇一巡後は上値の重い展開が続いた。
明日にオプションSQを控え、日本時間早朝にFOMCの結果が判明することから、買い一巡後は若干様子見ムードも漂った。ただ、全体の8割以上の銘柄が上昇、業種別にもほぼ全面高に買われた。大引けにかけては、終値ベースでは2万2500円を割り込んだ。
市場では「日経平均株価のPERが12倍台に留まり依然として割安感があるなか、外部要因を徐々に織り込みながら、好業績を反映する動きとなることが期待される」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400は反発し、終値は前日比259.22ポイント高の1万4889.59だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、28.82ポイント高の1681.25で終えた。
東証1部の出来高は15億3779万株、売買代金は2兆7261億円。騰落銘柄数は値上がり1733銘柄、値下がり324銘柄、変わらず54銘柄だった。