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【大引け概況】
15日の日経平均株価は前日比78円81銭安の2万7093円19銭、東証株価指数(TOPIX)は11.74ポイント安の1896.31と、ともに3日ぶりに反落した。
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米国の長期金利上昇と株安を受け、半導体関連銘柄を中心に幅広く売られた。ただ、下値では押し目買いが入り、下げ渋った。
米長期金利の上昇を背景にハイテク株が下落した流れを受け、東京株式市場でも運用リスクを回避する売りが優勢だった。半導体関連株などが売られ、下げ幅は380円を超える場面もあった。
後場は下げ渋ったが、戻りは限定され、引けにかけて2万7100円近辺でもみ合った。全般は、半導体関連などグロース株中心に軟調となり、東証プライム銘柄の7割超が下落した。
東証プライムの出来高は8億8006万株、売買代金は2兆448億円。騰落銘柄数は値上がり434銘柄、値下がり1350銘柄、変わらず55銘柄。
市場からは「前場は短期筋の先物売買に揺れたが、後場は比較的しっかりだ。ただ、新規の手掛かり材料に乏しく、上値は重い。週末要因に加え、15日は聖金曜日で米欧などの主要株式市場が休場であり、手控えムードだ」との声が聞かれた。
業種別株価指数(33業種)では精密機器、電気機器、空運業などが下落。保険業、輸送用機器、証券・商品先物取引業などは上昇した。
個別銘柄では、レーザーテックや東京エレクトロン、ソニーグループといったハイテク株が安く、キーエンスや村田製作所、ルネサスエレクトロニクスが値を下げた。ソフトバンクグループやベイカレント・コンサルティングが売られ、良品計画や塩野義製薬が下落した。
半面、日本郵船や商船三井が高く、円安を好感してトヨタ自動車やホンダなど自動車株はしっかり。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループが値を上げた。三菱重工業や川崎重工業が買われた。