今月初の下げとなり、過去最長の連騰記録はきのうまでの16日連続上昇で止まった。
朝方は、24日の米国株高や円安・ドル高を受け、買い先行で始まったが、一巡後は連騰への警戒感もあり、利益確定売りにいったん下げに転じた。その後持ち直す場面もあったが、上値は重く後場後半には再び利益確定売りに押され、マイナス圏入りした。株価指数先物にまとまった売り物が出たこともあり、下げ幅を拡大し、一時2万1648円35銭(前日比156円82銭安)まで下押す場面があった。売り一巡後は下げ渋ったが、戻りは限定された。
東証1部の売買代金は3兆3155億円と5月8日(3兆4434億円)に次ぐ今年2番目の大きさで、出来高も19億6843万株と膨らんだ。騰落銘柄数は値上がり582銘柄、値下がり1366銘柄、変わらず84銘柄。
東証株価指数(TOPIX)も13営業日ぶりに反落し、5.49ポイント安の1751.43で終えた
個別では、ファストリやファナック、ソフトバンクといった値がさ株の一角が下落した。24日に2018年3月期通期の連結純利益予想を上方修正した日電産も売られた。小野薬やキリンHD、資生堂が安い。
SMKが売られ、enish、電通も値を下げた。ジャフも売りに押された。
一方、米キャタピラーの好決算を背景にコマツが上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが堅調また東京海上が買われた。ダイキンと住友鉱も上げた。双信電機が値を飛ばし、東邦亜鉛、栗田工業なども急伸。ヤマシンフィルタ、ペッパーフードサービス、宝ホールディングスも高い。
東証2部株価指数は前日比27.67ポイント安の6861.34ポイントと3日ぶり反落した。
値上がり銘柄数は196、値下がり銘柄数は263となった。
個別では、ピーエイ、宮入バルブ製作所、ダイトーケミックス、サンユウ、寺岡製作所が売られた。
一方、日本パワーファスニング、宇野澤組鐵工所がストップ高。アヲハタ、アグレ都市デザイン、日本ピグメント、イサム塗料、など21銘柄は年初来高値を更新。カーチスホールディングス、大興電子通信、メタルアート、オーナンバ、マルゼンが買われた。